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どこまでが引用?どこからがパクリ?
【引用とパクリの境界線】
それは特にクレジット(出典)を表記するかしないか、改変しているかしていないかにつきると思います。
まず、引用という行為は著作権法できちんと認められています。ただし、それにはいくつか条件があります。
著作権法には引用について以下のように書かれています。

著作権法 第二章第三節第五款 著作権の制限
(引用)
第三十二条
(1) 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

(2) 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。

『ポケット六法 平成18年版』(有斐閣)より引用

この線引きが難しいのでトラブルも起こりやすいのですが、一般的に引用する際の注意点は以下の5つです。
(少なくとも私は以下の5つを守って引用しています)

1:引用の必然性
   これはむやみやたらに引用するな、ということです。
   「これを利用しなければ自分の主張が成り立たない」といったような場合に、引用が許されます。
2:本文と引用部分との区別がはっきりとつくこと
   どこまでが筆者の文章で、どこからが引用部分なのかがわからなければいけません。
   文章内の引用部分を『』でくくるとか、↑のように他とは違う枠囲みをするといった必要があります。
3:引用部分が本文にならないこと
   引用はあくまで本文に対する付属的・補足説明的な形でのみ許されます。
   中心はあくまで筆者の作成部分でなければなりません。
4:改変していないこと
   明らかに改変したと思われる文章を載せた場合、それは引用ではなく著作権の侵害になります。
5:クレジット(出典)の明記
   その引用部分をどの著作物から借りてきたのかをわかりやすく明記しなければなりません。
   例えば新聞からの引用なら 『****引用部分****』(●●新聞○月×日朝刊△△欄) といった風にです。
   ウェブページからの引用をウェブページに載せた場合は、クレジット部分から引用元へリンクを貼るとさらに良いかと思います。

これらをきちんとクリアしていない場合はパクリととられても文句は言えません。
(解りやすくするために文章の引用として説明をしましたが、これは画像や音楽など、全ての著作物に適用されます)
また、単なる事実を表記する場合は、あくまでそれはデータの記載に過ぎませんので、引用にはなりえません。(そもそもそれ自体が著作物ではありません)
この場合の単なる事実というのは、例えば「第二次世界大戦は1945年8月15日に日本のポツダム宣言受諾によって終了した」といったことです。
これは事実をそのまま事実として述べているだけですので、あなたが上の「第二次〜終了した」をウェブページに載せても、クレジットを表記する必要はありません。
ただし、もしあなたが、第二次世界大戦についての見解を述べている文章をそのまま(引用の条件をクリアせずに)載せた場合は著作権法違反になります。第二次世界大戦についての見解部分は、その見解を記述した人の著作物だからです。

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【同人はそもそもパクリです】
こんなことを書かなければならないというのがとても心苦しいのですが、版権同人は原作者の著作権を侵害しています。
ただ、現在版権同人の活動が黙認されているだけなのです。版権元(原作者や出版社といった著作元)の暖かい心遣いや、お目溢しにあずかっているだけなのです。(中にはきちんと版権元の許可を得て活動していらっしゃる方々もいます)
多くの版権同人サイトやサークルさんはこのことをきちんと理解し、版権元から訴えられるかもしれないというリスクを負って活動なさっていると思います。
ですが、中にはそのことを全く理解しないまま、同人活動を行っている人もいるようです。
そういう方には是非知っておいてもらいたいのですが、(私は出版界の人間ではないのであくまで推測に過ぎませんが)版権元が同人を黙認している理由は、おそらく二つほどあります。
ひとつには、同人活動を行う人々が出版界の成長に貢献してきたこと。もうひとつには、同人活動をされることにより作品の知名度が上がることです。
ですから当然ですが版権元は原作のイメージが大幅に損なわれることを嫌います。1999年にあったポケモン同人事件のようなことにもなりかねません。「知らなかった」では済まされないこともあるのです。
中にはらいとすたっふらいとすたっふるーる2004)のように版権元が細かな規定をしている場合もあります。二次創作を行う以上、版権元の考え方をきちんと理解した上で節度を持った活動を心がけるべきだと思います。

版権同人は原作者をはじめとした、出版業界のお目溢しにあずかっているということをきちんと肝に銘じておきましょう。

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