【ウェブでの年齢制限はできません】
完全にできないということはないかもしれませんが、まずできないと言って間違いはないかと思います。
いい加減うざったいと思われるかもしれませんが、何度も書きます。ウェブページはサーバにアップされた時点で全世界に公開されています。
今このページを読んでいるあなたが私の年齢を把握できないように、私にもこのページを読んでいるあなたの年齢を知る術はありません。映画館のように身分証明書を見せてもらうわけにはいかないからです。
ですから、『ここから先は18歳未満立ち入り禁止』と書いてあったとしても、その文字の効力は殆どないといってよいでしょう。
仮にそう書いてあったとして、守る人がどのくらいいるでしょうか? 正直言って、あなたの展示しているジャンルやカップリングに興味のない人くらいしか引き返さないのではないでしょうか?(そもそもそういう人はインデックスの時点で入らないのではないかというご意見もあるかもしれませんが、ウェブでは確固たる入り口というものが存在しないため、何かの拍子にページを開いてしまう可能性も十分にあるのです)
ですから、本当に年齢制限を掛けたいのであればそれはもうウェブサーバにアップにしないとか、何らかの方法で制限年齢以上に達していると確認できた人にのみIDとパスワードを発行するとか、そういった方法しか無い様に思われます。
話は多少前後しますが、メールでの請求を要請しているウェブサイトも少なくありません。ですが、メールの文面でどの程度年齢の把握が可能でしょうか? 小学生でも、難しかったり非常に大人らしい言葉を使いこなす人もいますし、また大人の中にも稚拙な言葉しか使えない人もいます。
メールは結局文字による触れ合いですから、その中で相手の年齢を把握するというのは大変困難であると思います。むしろ、メールの文面だけで送信者の年齢を完璧に把握できる人がいるのでしたら、是非一度お目にかかりたいものです。
そういった観点から、ウェブ上での年齢制限はまず無理であると私は考えています。
以前、とてもおかしな、というか呆れるようなウェブページを見かけたことがありました。
そのページの管理人は、当時自己紹介のページに堂々と『13歳』と表記していたにもかかわらず、いわゆる裏ページとして『18歳未満立ち入り禁止』という看板を掲げたページを載せていたりしました。
内容を見てみると、そのページは男性同士の性行為を表現している小説のページで(嫌悪感を抱かれた方がいらっしゃいましたらすみません)、見た瞬間「おいおい」と呆れ返るばかりでした。
自己紹介で年齢詐称をしてた可能性もありましたから(だとすると鯖読みすぎな感も否めませんが/苦笑)、本当にその管理人が18歳以上でなかったかどうかは今となっては知る由もありませんが、そういう方も世の中にいるのです。
このことだけでもウェブ上での『年齢制限』という言葉の重みがいかに希薄か、ということが多少は分かっていただけるかと思います。
『18歳未満立ち入り禁止』はそういった内容に興味のある訪問者には、年齢に関係なくほとんど無視される可能性があるということを頭に留めておきましょう。
←目次 /
↓関連リンク