改造しても、それはあなたのものではありません
【改造してもあなたの作品にはなりません】
まれに、他人の作品をトレース(上から線をなぞる事)したものや、一部を加工したり改造したりしたものを自分の作品だと言い張る人がいます。
ですが、元の作品を加工したからといってそれがあなたの作品になるわけではありません。むしろそれは盗作ととられても仕方のない行為です。
最近ではソフトウェアも性能が良くなり、加工や改造がしやすくなりました。画像や音楽ファイル、CGIなどをさも最初から自分が作成したかのように見せかけ展示したり配布したりするケースが後を絶ちません。
著作元がその行為を許可していない限り、加工や改造といった行為は許されません。
HTMLやXMLといったウェブ言語にも著作権は存在します。この場合、著作権は言語自体に存在しているのではなく、その言語を用いて作成されたデザイン(ソース)に著作権が存在します。
ウェブページのデザインも立派な知的財産です。人様のウェブページのソースを覗くことはあなたの自由ですが、それをそのまま自分のウェブページに転用するのは、作品の無断転載となんら変わらない行為です。
自分でデザインを考えるのが面倒だと思った場合は、テンプレート配布サイトさんのテンプレート素材をお借りすると良いと思います。沢山の素敵なウェブページデザインがあなたを待っています。ただし、テンプレート素材を借りる場合は、きちんとそのサイトさんの規約を守って使用しましょう。

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【書いてなくても無断転載は禁止】
インターネット上でも、紙媒体でも、テレビ放送でも、どんな形であれ他人の作品を無断で使用することは違法です。
無断転載禁止と書いていなくても無断転載は禁止です。
それはたとえ知人や友人であっても許されることではありません。冷たい言い方をしますが、突き詰めれば親だって他人なのです。自分以外の誰かの作品を無断転載するということは盗作と同じ行為です。
あなたは、自分が一生懸命作成した作品を誰かがそのまま持ち帰り、勝手にウェブサイトで公開していたとしたら、怒りませんか? 悲しくはなりませんか?
される立場になってみないとわからないかもしれませんが、された側は大変傷つきます。
「私はあなたの作品が気に入ったの。だからあなたの作品をもっといろんな人に知ってもらうために私のウェブサイトに展示したのよ」
などと言われて、「ありがとう」なんて言えますか? 作品を気に入ってもらえたことは嬉しいでしょう。でもだからといって無断転載をされてしまっては嬉しい以上に憤りますよね?
もし、あなたが誰かの作品を気に入って、もっといろんな人に知ってもらいたいと思ったのなら、画像を自分のウェブページに載せるのではなくて、作者さんのページにリンクを貼りましょう。リンクなら無断転載にはなりません。その画像の載っているページは作者さんのウェブサイトだからです。
ですがここで注意が必要です。もしあなたが気に入った作品の展示ページにリンクを貼りたいと思ったのなら、明らかに違うウェブサイトのページだとわかるリンクの仕方をしなければなりません。
リンクを貼る際に、隣に「このリンク先は***さんのホームページです」といったように簡単で構いませんから、誰が見ても違うウェブサイトだとわかるように明記してください。
また、フレームを使っている場合、フレーム内リンクは絶対にダメです。フレーム内にリンクを貼ってしまうと、そのページがあなたのウェブサイトのいちコンテンツだと取られてしまう可能性があるからです。
フレームを利用したページからリンクを貼る場合はリンクタグ内にTarget="_top"やTarget="_blank"といったターゲット指定をしましょう。

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【無知は言い訳になりません】
上記のような行為を行ってしまった場合、『ネチケットを知らなかったから』は言い訳にはなりません。
そもそも、これらのことはネチケットとは全く違う話です。ネチケットとはインターネットにおけるマナーの事を指すのであって、これらのことは著作権の問題です。インターネットのルールを知る知らないに関わらず、現代社会の一員として当然知っておかなければならないルールなのです。
知らなければ何でもやって良いという、そういう話ではないのです。
もしあなたが上記のような行為を今までに行ってしまっていた場合、知らなかったが故に行ってしまった行為は致し方ありませんが、自分が行ってしまった行為の重要性を真摯に受け止め、誠実な態度で謝罪してください。
無知は言い訳にはなりませんが、その後の態度次第で全てが丸く収まることもあるのです。

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【される前に予防をしましょう】
無断転載が行われた場合、非は明らかに無断転載を行った方にあります。ですが、たとえ相手側が全面的に悪いとしても、されれば気分を害します。ですから、される前に予防をしましょう。
もちろん予防をしたからといって完全に防げるわけではありません。インフルエンザの予防接種をした人がインフルエンザにかからない保障はないのです。ですが予防をすることによってある程度は防げますし、気持ちの持ちようも違うでしょう。
以下の関連リンクを参考にすると良いと思います。

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